インクル講座 -基礎知識編- |
まずは基礎知識から。SRCがどういうふうに外部ファイル(インクルード)を読みこんでいるかを説明します。 なお、単なる推測なので間違っているかもしれませんが、その時はご容赦下さい。 その1.自動で読みこまれるファイル ずばり「Include.eve」ファイルです。この名前のファイルをDataフォルダ直下においておくと、SRCを立ち上げる時に自動的に読み込まれます。 Include.eveを置く位置 Dataフォルダ直下というのは、上の画像の場所のことです。 (なお、Libフォルダ直下に置いても同様の動作となります) 「Include.eve」はそれぞれのフォルダの中に置くことも出来ます。 上の例でいうと「魔界戦記ディスガイア」フォルダの中とかです。ただし、この場合はシナリオ側で
というふうにデータ読みこみ指定していないと、自動読み込みされません。 その2.読みこみの有効範囲 「Include.eve」を置く位置によって、読み込みされるかどうかが違ってきます。 1.「Src.exe」が置いてあるフォルダのData(Lib)フォルダ直下 すべてのシナリオで、必ず読みこまれます。 例えば「アイテム界っぽい?」をプレイする場合でも、他のシナリオをプレイする場合でも 問答無用で読みこまれるので、すべてのシナリオで持ち上げ出来てしまうなどという現象が起きてしまいます。 ステータス表示インクルなど、汎用的に使われるインクルードが置かれます。 2.シナリオが置いてあるフォルダのData(Lib)フォルダ直下 そのシナリオをプレイする時に必ず読みこまれます。 具体的に言うと、上の画像の位置です。この場合「アイテム界っぽい?」をプレイする時だけファイルが読みこまれるので、 全シナリオ持ち上げ現象は発生しません。 主に、シナリオ独自の仕様などが置かれます。 (今回作成するインクルードもこの位置に置きます) 3.「@フォルダ名」で読みこんだフォルダ内 シナリオでデータ読みこみ指定(@フォルダ名)した時に読みこまれます。 置く位置は「魔界戦記ディスガイア」フォルダの中などです。 その作品オリジナルのシステム(エヴァ暴走やナデシコENリンクなど)を再現する時に 置かれることが多い場所です。 その3.実際にインクルードを作ってみる いろいろ言われてもよくわからん、という人がほとんどのはずなので、 実際に簡単なインクルードを作ってみましょう。 今回作るのは「敵を倒した時に気力を+5(MAP攻撃は+1)させる」インクルードです。 最近のスパロボでメインとなっている方式ですが、スパロボF基準のSRCではそうなっていません。
つまりは現行のSRC仕様に「敵を倒した時に気力+1させる」インクルードを組み込めばいいわけです。
これだけです。これを「Include.eve」に記述し、シナリオがあるフォルダ直下に置けば作業完了です。 その4.読みこんだインクルードファイルの扱い インクルードファイルは、現在プレイ中のシナリオファイルに結合されます。 つまり、シナリオ側で使用する可能性があるラベルは、すべて常時イベントラベルにしなければなりません。 そうしないと、シナリオ側のイベントラベルが全く動作しなくなってしまいます。 上で作ったインクルのラベルに「*」を付けて、常時イベントラベルにしているのはこのためです。
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